ほんとは誰かにその話を聞いてもらいたかったんじゃないのか?
発売から三ヶ月、ついにラストウィンドウ 真夜中の約束をクリアしました!
4月20日からプレイし始めて、5月2日にクリアしました。12日間かかりました。全10章だからまあ一日約1章ペース?
総プレイ時間は19時間14分。前作ウィッシュルームが11時間51分でクリアしたので、またも前作より時間かかるようになってますね。まあウィッシュルームが一日の話に対してラストウィンドウは9日間の話だから時間がかかってもおかしくはないのだけど…
はてさて、まさかまさかのウィッシュルーム続編! 前回のアナザーコード:Rに引き続き、今度はカイル・ハイドシリーズですよ!
なんと発売一ヶ月を切ってからの発表という…フツーにありえなくない!? ファミ通で見たとき吹いたわ!
しかしCING作品なら食いつかずにはいられない。むしろやらない理由がない。食いつく。やる。
まあそんなこんなで購入は決定だったのですがラストウィンドウ発売の一週間くらい前に三年半も前から楽しみにしていたソフトが発売することになっていたので…まあ、そのときは、その、お流れ、というか。
それから三ヶ月、なぜ今購入か。先のソフトがクリアされたのはもちろんとして、だが、一番のきっかけは別物。
そもそもまだ積みゲーが二本もあった自分としてはラストウィンドウ購入はその二本をクリアしてから、という感じだった。
だが、そんな想いもくつがえす、ある出来事があった。
CING倒産。私の心は衝撃と絶望に襲われた。そして、後悔した。あのとき、発売当時、ラストウィンドウを買っていたら。
今更どうにもならない。けれど、だからこそ、私は購入に走った。せめてもの、CINGへの追悼である。
…などという経緯を経て。まあ、実際は購入からプレイまでだいぶ間があったんだけどね! そこはね! それはね!
そんなこんなでCING遺作となってしまったラストウィンドウ。えっ王様物語があっただろうって? あれは私の中でノーカウントです!
前回がアシュレイ・ミズキ・ロビンズの物語であったのに対し、こちらはカイル・ハイドの物語。
冒頭からクビにされてるカイルが相変わらずで実にいい。アシュレイとは違った意味でいい性格してる主人公です。
鏡を見て「なかなかの男前だな…」とか真顔で言うところが最高です。素でかっこつけているカイル・ハイドマジかっこいい。
前作よりも長い間カイルと一緒にいるためか、カイルの良いところが要所要所に感じられてよかったです。カイル・ハイドって男は本当にいい男だ。
ミラに対して照れることなく助けに行ってやるとか言えたり、スティーブにうっかり友達だって言ってしまったり。カイル・ハイドは気取るけど飾らない男なのです。
前作ラストがミラお持ち帰りエンドだったのでアレかと思っていたんですが、レイチェルと大人の関係でした。あっ落ち着いているとかこのふたりの間にしかない空気が流れてるっていう意味で!
レイチェルとはきっと付き合ってはいないのでしょうなあ。お互い言わない関係っぽい。このふたりはなんだかんだ言って一生付き合わないでいてほしい。恋人じゃないからいい関係。
それでレイチェルがいつかおばあちゃんになったりした頃、花束とか送りつけて「君の還暦の祝いに。K.H」とかやったりするといいよ!
ミラは登場してくれて嬉しかった! 一年前よりずっと笑うようになって…カイルがすっかりお父さんでした。この場合、お母さんはレイチェルだな。なんだかすっかり仲良くなって。
一緒に食事できなくて残念でしたが、カイルにすっかり懐いている感じがかわいかったです。ところでミラの学費は誰が出しているんだろうか…カイルが出しているとは思えない…エド?
スティーブは最初に話した住人、そして最初にゲームオーバーに導いてくれた住人でした(笑) こんなことになるなんて…今回ゲームオーバー判定ゆるいな!
スティーブが今のようになってしまった経緯が一番心動かされました。スティーブ…おまえ…イイヤツだったんだな!(酷) イブはあんな結果でしたが、スティーブとの友情はとても微笑ましいものでした。1000ドルはスティーブに渡したよ!
マリーは屋上で困らされた女性。ドキッハプニングかと思いきや、あんなあしらわれ方されて…ちょっと凹みました。助けてあんなこと言われるなんて!
ご家族が災難な目にあったマリー。彼女のこれからはきっと大変だろうけど、弱さを持っているがゆえ強くあろうとする彼女なら幸せになる道もあるでしょう。
ベティは割とエピソード薄めだったなーという印象です。彼女はちょっと損なポジションだったのかもしれません。ある意味彼女らしいかもしれませんが。
スティーブとは今後いい関係になるのでしょうか。しかし事情を知った今ではベティにスティーブはもったいないような…いや逆か? 部屋を調べられなくて残念。
フランクさんは後半できましたね! 最初は怪しみに怪しんで、第10章では当初彼のもとへ向かってしまい何度も殴られました。セーブしてたからリトライしかなかった(涙)
アイダホでは健やかに過ごしてくれるといいですなあ。もう眉間にしわを寄せることもなく。執念の男。この人は真犯人の次に真実に近かった人物なのかもしれません。
シャルルもベティと同じく薄味な印象。彼はイケメンゆえでしょうか、結構関係ない位置にいますね。でも結構仲良くなってみると笑顔を見せてくれました。
部屋の中を調べるときはまるで悪戯っ子のよう。もうお坊っちゃんじゃない、自分で決めて自分で道を切り開いていく。シャルルの将来は明るいものでしょうねえ。
ディラン、今作を語る上でこいつは外せない! うさんくさい、うざったい、うざい…と思ったらやっぱりアレでアレな人でした。やっぱりねーそんな気がしてたんだよ!
ダイヤを調べているときのディランの恐怖ったらない。カ、カイルー! 後ろ後ろー! ラストウィンドウ一番の恐怖はあれでした。ディ、ディランこええー!
ウィル・ホワイトは初めて登場したときは説明書に姿がなかったため、ん?あんた誰え?でした。最近発売前に登場キャラをすべて発表するゲームばっかりやってたから…
なんだか裏がありそうな、やっぱりそのとおり、な人でした。しかし思ったよりも重い事情を抱えている人でした。でもカメラの暗号は安直過ぎ(笑) いやゲーム上しかたないんですが。
シドニィは気前のいいマスター。シドニィがもしも真犯人だったら…いや、そんなことは…いやだ、そればっかりは…と思う相手でした。マスター大好き!
スティーブとのエピソードが微笑ましかったです。あーシドニィいいひとだなーと改めて思ったシーンでもありました。シドニィ・レーガンは最高のマスターです。
ニコールは今作の癒し! ベティもいるのになんででしょう、かわいい普通の女の子がいるーって感覚でした。あっミラは別だけど! ミラ以上はいないけど!
シドニィとのやりとりが微笑ましい親子親子。最後はご家族揃ってよかったですね。やっぱりニコールには笑顔が一番似合う。あの笑顔を見るといつも楽しくなりました。
レックスはこいつはきっとアナザーコードにおけるジョン・スミスだな…と思ったら本当にそうでした。なんでこの男どもはこう友情に厚いんでしょうか。かっこいいな!
遺志を受け継ぐ男、っていうのはどうしたってかっこいいもんです。しかしベティに対するフォローがちと足りないんじゃないかねチミィ! アナザーコードのソフィアを見習え!
真犯人は、まあ納得のあの人です。選択肢からいえば、確かにほぼこのひとで確定でしょう。でもまさか殴ってくるとは思わなんだよ…まさか二回も…(選択肢次第だけど)
だけどあのひとの抱えてきたやりきれなさは果てしない。やりきれない想いを抱えている人間は大勢いる。今回カイルがそう言っていましたが、本当にそうだと思います。それは消えることはない。それでも。
人はそんなやりきれない想いを抱えて生きている。あの人も、アパートの住人も…カイルの母・ジニ―や、カイルがそうであるように。
真実が明らかになれば、それですべてが終わるというわけじゃない。その、綺麗事で済まさないところがとてもよかったです。
料理の美味しそうさは前作に引き続き! ニコールのデザートすっごく美味しそうだった! トリュフとかもう私を誘ってるとしか思えない。マスターが何と言おうと私はリキュールない方がいいですよ!
コーヒーとか飲まない自分なのに表現が旨そうで旨そうで。小説っぽい、このゲームならではですね。
ただ残念なのはカルボナーラ。確かに美味しそうに表現されていたのに、その場面をプレイしたその日にお腹いっぱいの状態で無理してカルボナーラを食べるということをやってしまって魅力半減…うう、きっつ…
仕掛けは上々。やっぱりWiiよりもDSの方がやりやすいなー。しかしオルゴールには詰まった! まさかRボタンLボタンを用いるとは…ずっとタッチパネルと格闘してましたよー!
いやそれでもできなかったんですけど! 何あの攻略法を見てもできない仕掛け! もうなんていうか上手くいったけどあれ多分まぐれだよ!?
あと最後の暗号ですね! さすがは最後の暗号だけあって強敵だった…! 正直なところ最初コンドルはまるで見ていなかった…いやあれとあれがつながっているとは思ってなくて…
結局これも攻略サイトだよりで。まあ最終的には兄妹が頑張って解いてくれたんですけどね! 私はそのときもう攻略サイト見てたけどね!(えー
でもこれのために袋とじ開くことになった…解いてやるよ!っていう兄妹にヒントを与えるために…結局あんまり袋とじのヒントは頼りにならなくて攻略サイトに頼ったんですが…直前でセーブしてたんでリセットすることもできたんですが…兄妹が一生懸命解いてくれた結果をリセットするのは申し訳なくて…というわけでナインボールはなしです。
それまでずっと袋とじ開けずにきたのにー! それにしても説明書の袋とじがものすごいヒントですね、こっち開ければよかった。
お約束のお遊びもビリヤードはなかなかアレでした。スティーブ弱いなーと思ったら親子が半端なかった。ニコールマジ強。悔しくって何度も頑張ったけどマスターも倒せず仕方なくそのままですくっそう。
自動販売機もにやにや。何度もチャレンジで王冠ゲット! アメリカだから「あたり」じゃなくて「YOU WIN!」なんですね。「あなたは勝った!」か。なんかシャレみたい。はずれは、また挑戦してね、かー。
小説システムはなかなか面白かったです。しかしすごいボリューム…! 行動が反映されるのは面白いですね。セールスのその後が載っていたのはよかったです。スティーブとマリーに売りました。
まさかピンキーラビットランドのスコアも影響するとは…っていうかミラの似顔絵! あれ小説に載るんですね! うっわー! ミラの似顔絵は言われたときびっくりしました。でもやるからには真剣に取り組んだよ! 割と本気で描いたよ! ちょっと個人的趣味も入れたけど! そういやこの似顔絵pixivでちょこちょこ見るんですが、タッチペンであそこまで描けるなんて…すごいな。
袋とじは一つを除いてクリア後にまとめて開けました。袋とじはなんというか裏情報ですね! 前作キャラもちょこちょこ出てて嬉しい。ミラの貯金箱のエピソードがかわいい〜! ミラいいこカイルいいひと。
カイル・ハイドの人間像がすごくよくわかるようになってますね。あの人ものすごいベタな感じの人ですね。この人きっとこういうエピソードあるだろ…ってエピソードがマジある。
何気にダニエルって名前にびくった。でも時代からして絶対合わないので単なる偶然なんでしょうね。このことから、アシュレイとカイルがいつか共演すればいいと思っていたけどよく考えたらカイルは1980年代の人間でアシュレイは2000年代の人間なんだなあえっじゃあ二人の年齢差って実際はいくつくらいなんだ?…計算してみよう…45歳差!?ということに気づき、愕然としました。親子以上の年の差があるな…
袋とじの内容もそうですが、今作は「カイル・ハイド」の物語でしたね。前作はオスターゾーンに関わる事件の解明、といった感じでしたが、今作はカイル・ハイドにスポットがあてられていたように思います。もちろん、アパートの住人や、アパートに関わる事件の話もあるのですが、その中でカイル・ハイドという人間の深みに触れました。
死んだ人間が何を考えていたかっていうのは、残された人間には想像するしかなくて。わからない。カイル・ハイドはきっと父が死んでからずっとわからなかったのでしょうね。
もちろん、真実が明かされたからといって、死んだ父の気持ちが完全にわかったわけじゃない。でも、カイル・ハイドは納得できたんだと思います。なぜ、自分の父が死んだか。
CING作品に共通してある、明かされる真実。それは決して優しいものではないけれど、無意味じゃない。登場人物たちがそれを学んでいく姿はいつも胸を打たれます。
そんなCING作品をもう見れないなんてえ! いつかアシュレイとカイルが共演するのを楽しみにしていたのに! 誰か金崎を拾ってやって! っていうかレベルファイブ拾ってやって!
暇があったらもう一度プレイしたいですね! とりあえずサマーはストーカーにも程がある。